歯とお茶の関係
2025/03/25
フッ素とは?
フッ素の働き
歯みがき剤などに含まれているフッ素。市販されているフッ素入り歯みがき剤には適切な濃度(950ppm前後) のフッ素化合物が配合されている。
緑茶の葉には約500ppm、飲むお茶には0.2~0.8ppmのフッ素が含まれている。
緑茶の効果
虫歯の原因「グルカン」を減らす
口内には歯周病菌などの雑菌が多数繁殖しやすく、雑菌を含む唾液が誤って気管に入ると、誤嚥性肺炎になるおそれがある。
グルカンを減らすには、お茶が効果的であることが判明されてきた。
注目されるカテキンのカ カテキンにはタンパク質に付着する性質がある。虫歯菌などの細菌はタンパク質でできているため、緑茶を飲むとカテキンが虫歯菌に付着し、虫歯菌の動きを抑制して増殖を防ぐことができると考えられている。
他のお茶では?
ウーロン茶
ウーロン茶特有のポリフェノールは、虫歯菌が出す酵素の働きを阻害する作用がある。さらにウーロン茶に含まれているタンニンには殺菌効果もあるため、虫歯菌の増殖も抑えられ、ウーロン茶特有のポリフェノールと共に作用することで虫歯になりにくくなる。
無糖の紅茶
昔ながらのスタンダードな紅茶には、歯を強くするフッ化物が特別な紅茶よりも各段に多いことが判明されている。
歯の着色に注意!
着色の原因
お茶には、タンニンなどのポリフェノールが含まれており、歯の着色の原因となる。
歯の表面には、ペリクルというたんぱく質で構成されている膜があり、お茶を飲むことにより、ポリフェノールがペリクルに付着。それらが結合することで、着色汚れになる。
どのお茶でも着色はある?
ウーロン茶や緑茶、紅茶などはポリフェノールの量が多いため歯に色素が付きやすい。
歯の白さをキープするためには、ポリフェノールが少ないといわれている、ほうじ茶やソバ茶、麦茶を選ぶと良い。
