歯ぎしり、食いしばり
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- STEP 1フィルムをはがす
- 専用の導電性ゲルテープを本体裏面に貼り、フィルムのみ剥がします。
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- STEP 2スイッチを入れる
- 本体のスイッチをONにします。
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- STEP 3基本動作
- 咬筋部分に貼り付け、基本動作を行います。
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- STEP 4測定
- 睡眠中に測定が行われ本体のSDカードに保存されます。
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- STEP 5食いしばりの有無を確認
- SDカード返却後、歯ぎしり・食いしばりの有無を確認します。
「歯ぎしり」・「食いしばり」してませんか?

睡眠している間に、歯をすり合わせて音を立てることを【歯ぎしり】といいます。
寝ているので本人はほとんど気付かず、家族等に指摘されて始めて気づく方多いようです。
【食いしばり】とは、音をたてずに歯をかみ合わせてぐっと力を入れる事をいいます。
左右均等に噛む場合や、左右のどちらかに力をいれて噛む場合があります。寝ている間以外にも、活動中に無意識に食いしばっていることもあります。
ストレスを感じる時や、何かに夢中になっている時など、様々なきっかけがありますが、本人はほとんど自覚していません。
特に今はストレス社会のため、歯ぎしり・食いしばりをされている方がとても増えているんです。
歯ぎしり・食いしばりを放置すると

つめ物が割れて再治療になることがある。
歯が割れて抜歯になる可能性がある。
歯周病が進行しやすくなる。
顎の痛み、口が開けづらくなる可能性がある。
肩こりや頭痛の原因になることがある。
上記のように、様々な症状があります。
一度、歯の治療を受けられた方でも、歯ぎしり・食いしばりの強い方は、再治療になってしまうことがあります。
治療した歯を良い状態で維持する、【再治療を防ぐ4つのポイント】
歯の治療をしたあと、再治療にならないために、下記の点にご注意ください!
定期検診を受けましょう (虫歯予防・歯周病予防、早期発見・早期治療、歯磨きチェック)
正しい歯磨きをしましょう
歯並びの改善(矯正歯科)
歯ぎしり・食いしばりの予防(歯ぎしり・食いしばりの検査と治療)

このグラフは永久歯の抜歯原因を表したグラフです。
抜歯原因の、【破折】・【その他】の割合の中には、「歯ぎしり・食いしばり」を原因とするものも含まれています。
歯ぎしり・食いしばりがなければ、その他の定期検診や日々の歯磨きをしっかりされると、再治療のリスクはほぼなくなりますので、安心できますね。
このような方は、一度検査をお勧めします。
歯ぎしり・食いしばりは大きなストレスがかかった時や睡眠時などに生じるため、無意識に行っている人がほとんどといえます。
以下の症状が当てはまる方は、歯ぎしり・食いしばりをしている可能性がありますので、食いしばりの有無を調べる検査をお勧めします。
つめ物が取れたり、欠けたことがある。
歯がすり減ったり、欠けたことがある。
噛むと歯が痛い。
朝起きた時、アゴのだるさを感じる。
肩こりや頭痛がある。
歯ぎしり・食いしばり検査:保険対応

検査はとても簡単です。
睡眠中につけるだけで、歯ぎしり・食いしばりの有無がわかります。
料金:保険適応 約1,740円(3割負担の場合)
検査の流れ
歯ぎしり・食いしばりの治療方法
当院では、2つの治療方法があります。
スプリント治療

硬いマウスピースに似た装置を装着し、歯と顎への負担を軽減する治療法です。
メリット
保険診療 ※約5,000円(3割負担の場合)
デメリット
異物感がある。
就寝前、毎日の装着が必要。
半年毎に繰り返し調整や作り直しが必要。
ボトックス療法

咬筋(エラ部分)へのボトックス注射によりアゴの過剰な筋肉運動を和らげる治療法です。
メリット
スプリント治療のような煩わしさがない。
フェイスラインの改善により、小顔効果も期待できる。
半年毎3~4回の治療で終了。
デメリット
自由診療 ※1回50,000円(税込)